文部科学省のせいでモデルリリース が書き直しになった^^

ゆとり教育

モデルリリース

ストックフォトで人物撮影をしている人はよくご存じのとおり、人物写真をストックフォトで販売するためには被写体のモデルさんに「モデルリリース」を書いてもらう必要があります。

モデルリリースは、被写体となったモデルさんが、確かに自分が写った写真を商用として販売しても良いです、という意思表示のサインをする書類です。

リリースのフォーマットは各ストックフォト会社によって異なり、海外の会社のモデルリリースは英語(もしくは日本語)で、日本の会社のモデルリリースは日本語で記載できるようになっています。

ただ、すべてのストックフォト会社に共通で使える英語表記の「ユニバーサルモデルリリース」というのもあり、これ1枚モデルさんに書いてもらえれば、国内外問わずどこのストックフォト会社でも使えるというリリースです。

複数の会社で併売するクリエイターは基本的にこのユニバーサルモデルリリースを使う人が多いと思いますし、私もモデルさんにユニバーサルモデルリリースにサインをしてもらっています。

英語のサイン(Signature)

ところが、先日の撮影でモデルさんに書いてもらったユニバーサルモデルリリースのサインにミスがあり、リリースの不備で受け付けられないという連絡をもらいました。

詳しく聞いてみたら、サイン(Signature)のところに、プリント体(楷書体)でモデルさんのサインが記されていたのが理由でした。

もちろんサインはモデルさん本人にしてもらった直筆のものです。それでも筆記体でなくプリント体でサインをしてしまうと某ストック会社の規定では受け付けてくれないようです。

英語の筆記体を教えてこなかった文部科学省のゆとり教育

そしてこのSignatureのところに筆記体ではなくプリント体でサインをしようとするモデルさんは決して少なくありません。というよりほぼ全ての20代のモデルさんは楷書でサインをしようとします。一応Signatureは「ぐしゃぐしゃとした文字で書いてください~」と申し上げるのですが、きれいで丁寧に(楷書体に近い感じで)記入するモデルさんが多いです。

なぜ皆さん(筆記体ではなく)楷書体できれいにサインしようとするかという理由は、20代~30代半ばくらいまでの日本人はすべて学校の英語の授業で筆記体を教えてもらってこなかったからです!

欧米の文化圏では、サインをするという行為は自分の意思を示す重要な行為で、その筆跡は誰にも真似ができないような筆跡で書かれることが通常です。それは、日本で言えばかつての武将の花押や現在の印鑑と同じです(印鑑の効力は現在は以前ほど絶対的なものでなくなってきたようですが)。

筆記体を教えないということは、単純に英語を手で書くのに時間がかかるとか、トラベラーズチェックにプリント体でサインをしてしまい、(プリント体のサインは真似されやすいので)紛失したトラベラーズチェックを容易に使われてしまうとか、国際的な商談の時に日本人のビジネスマンだけ契約書類にプリント体でサインしてしまうとか、そういう実利的な弊害を生じさせてしまう恐れもあるので、筆記体はぜひ中学校や小学校の英語の授業で教えるようにしてもらいたいです。

そして、サインは下手でぐしゃぐしゃなほど真似されなくて良い!