ストック動画

個人的には今日から今月半ばまで(ほぼ)夏休みに入ります。

ストックフォト関連でその間にやっておきたいことがあります。ストック用の動画撮影の練習です。

動画は以前から興味はありましたが、機材やソフトの面から後回しになっていました。最近ようやく動画を撮れそうな環境になりつつあります。もちろん練習や実践段階でまだ必要なものも出てくると思うので、直ちに動画をストック動画として提出できる段階ではありませんが、秋以降には徐々に提出できるように今から練習を始めたいと思っています。

ストック動画への期待

ストック動画(ストックビデオ)は静止画よりも機材やソフトの面で+αの投資が必要なので、ストックフォトの投稿者の中で動画も投稿している人の割合はまだかなり少ないと予想されます。加えて、例えば日本で最も有名な某ストックフォト会社のストック動画を見ても、ホワイトバランスが微妙だったり、暗かったりといった(ソフトで編集されずに撮って出しの)動画を投稿する人も少なくないようです。もちろん、動画専門で投稿している上手いプロも参加していると思われますが、スティルを専門にしながら動画も投稿しているカメラマンの中には(スティルは上手いのに)動画はそれほどでもという人も・・・

つまり、ストックフォト参加者でビデオも一定のクオリティーで撮れる人はまだ多くない=これからビデオを始める人にとって参入の余地が充分残されているといえそうです。

また、専業のカメラマンの場合は、すでに以前から言われているように、スティルだけでなくビデオも撮影できた方が仕事の幅が広がる可能性もあるので、ストックビデオを良い意味でビデオ撮影の練習と経験の場ととらえることも可能だと思います。

ストック動画への不安

ストック動画市場の裾野は?

ストック動画への期待値に比べれば、不安はごく僅かなものかもしれませんが、ストック動画市場が今後どれくらいの速さでどれくらい広がっていくかということが実感として個人的には良くわからない点が不安です。

経費を多く持つ大手の会社がテレビのCMに(例えばGettyImagesのような質の高い(=値段もプレミアムな))ストックビデオを使うということはよくあると思いますが、現在の普通のストックフォトレベルつまりスマホなどで見るネット広告レベルまで(価格設定の安い普通の)ストックビデオがどの程度浸透していくかということが今後のストックビデオ市場の裾野の広がりにとって気がかりです。

ネット広告で「嫌われる」動画

具体的にはネット広告における動画の「嫌われ具合」が気にかかります。インターネット上では動画広告は必ずしも好まれているわけではなく、むしろ動画広告は「うざい」とか「動画広告を消す方法」などの検索ワードが溢れ、いかに動画の広告を見ないようにするかという方法がよく検索されているようです。つまり動画は端的に言えば嫌われているといえるでしょう。

お粗末な通信環境と動画広告

それもそのはず、静止画と違って動画は一瞬では視聴できず一定の時間を消費することを強います。それに加えて(特にこっちのほうが重要かもしれませんが)Wi-FiのないところでスマホやiPhoneで動画広告を見ると、データ消費量が著しく高くなってしまいます。1か月3ギガくらいのデータ通信量でスマホの契約を結んでいる人が多いと思いますが、外でWi-Fiを経由せずに動画を見てしまうと3ギガ程度の通信量ではすぐになくなってしまうでしょう。動画広告を見るのに多くのデータ通信量(料)がかかってしまうので、皆できるだけスマホで動画は見たくないのです。

そのような現在のお粗末な通信環境の中で、ネット広告レベルでどれくらい動画が普及していくかという点が気になります。海外に比べて日本は外で無料で使えるWi-Fiの設置場所が少ないといわれていますが、このフリーWi-Fiの問題は2020年の東京オリンピックに向けての解決すべき問題ともなっているようです。

モバイルファーストインデックス

こうした日本のフリーWi-Fi通信事情を知ってか知らずか、Googleは今年の3月から「モバイルファーストインデックス(MFI)」というのを始めたようです。MFIは(PCではなく)スマホでよく閲覧されるサイトを基準に検索順位を決めていこうとするシステムだそうです。だとすると、とりわけ日本では動画を全面に出しているサイトや動画広告が多いサイトは(上記の理由で)スマホで閲覧されることは敬遠されるため、その結果上位表示されるサイトは文字情報が多く動画のないサイトにならざるを得ないのでしょうか??正確なことはよくわかりませんが、このMFIとSEOとの関連で動画の使用が敬遠されるとすればストック動画市場にとって残念なことだと思います。

ただ、そのような通信環境上の問題が解決されるのは時間の問題と思われるので、あまり悲観する必要はないのかもしれません。