iStockalypse Tokyo 2017

istockalypse tokyo 2017 2017.05.27-28.

アーカイブのオリジナリティー

ストックフォトにおける定額制の世界的な採用とそれによる併売クリエイターの増加によって、各ストックフォト会社のアーカイブが自ずと似かよってくることも避けられない中で、独自のアーカイブを集めることができるストックフォト会社が、今後の販売戦略においてアドバンテージを得ることが期待できるかもしれません。

日本の素材に関していえば、独自の日本人素材のアーカイブを集めることに特に積極的な会社が、Pixtaとそして最近のiStockではないかと思われます。

Pixta&iStock

Pixtaは多くの人物専属クリエイターを抱えることで、アーカイブの独自性、特に日本人人物素材の数的な規模における独自性を高めているといえるでしょう。

一方iStock(GettyImages)は、iStockalypseなどのストックフォト撮影に関する学習・教育活動を通じて、従来のストックフォトにとらわれないイメージを以前から率先して推奨してきました。

iStockalypse

iStockの求めるイメージは、いわば従来の「明るく・仲良く・元気よく」的な伝統的なストックフォトイメージというよりは、よりリアリティーのある自然なイメージで、今回参加させていただいたiStockalypse Tokyo 2017 の各々のレクチャーの中で、そうしたイメージの持つ広告における訴求力やそうしたイメージを撮影するためのノウハウなどについて具体的に教えてもらいました。

レクチャーしてもらった具体的な撮影方法やディレクティングのやり方などについては、ここでは書ききれませんし自分でもまだ消化しきれていないので興味のある方はぜひ次のiStockalypseに参加することをお勧めします。

GettyImagesのスタッフの方々もとても気さくで、気軽に声をかけてくださいました。たくさん話を聞いてくださり、撮影に関する貴重なアドバイスもいただき、本当にどうもありがとうございました。また、何人かのコントリビューターの方々とも有益な情報交換ができ、今後ストック撮影に際していろいろ協力していけたらと思っています。

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