鉄は熱いうちに打て、現像やレタッチも熱いうちに?

写真の撮影は楽しいことですし、撮影中や撮影が終わってからもしばらく高揚感が持続していることが多いです。

だらかといって特に撮影中は冷静さや客観性を失うと、思わぬミスや失敗をしでかしてしまうことになるので注意が必要です。

個人的には撮影後、どのような撮影であれ、まずその日のうちに行うことは、撮った写真をすべて見て、使える写真をセレクトすることです。

Lightroomで★を付けながらセレクトします。自分の場合は、★4つ以上が「使える写真」としてのセレクトとなります。

セレクトした写真は次に同じLightroomで現像を行うことになりますが、私自身は可能な限りセレクトと現像の間に充分な時間をおくようにしています。3時間かそれ以上ほしいところです。

というのは経験上、撮影後の高揚感が残ったままの状態で、明るさや色調を決める現像を行ってしまうとうまくいかないことが多いからです。

医学的なことは分かりませんが、人間の目は興奮状態や高揚感のなかでは通常よりよく見えて、明るさに対する感度が高くなっているのでしょうか?

撮影後の高揚感の中で明るさを決める現像を行ってしまうと、後でみた場合少し暗めに現像されてしまうことが多々あります。

音には絶対音感というのがありますが、光は人間の目が自動的に感度を調整してしまうので、その時の状況に応じて明るさのみえかたが変わってしまいます。

そして気分の高揚や浮き沈みなどの精神的な状態も、もしかしたら目の感度調整機能に影響を与えているのかもしれません。

撮影後の高揚感の中でrawファイルを現像して最終的な写真の明るさを決めてしまうと失敗してしまうのはそのためかもしれません。

私だけでしょうか?

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