2022年のストックフォト活動を振り返って

今年1年間でストックフォトの撮影(すべて人物撮影)を行った回数は90回。1か月平均7.5回撮影したことになります。月平均7回以上ストック撮影を行っているフォトグラファーは、iStock/Gettyimages(Japan)の専属で3人、多く見積っても4人だけとなります。今年もたくさんの写真を購入していただき、多くの撮影ができたことに感謝しています。ただし、必ずしも2022年のトータルの収益にとても満足しているというわけではありませんが(これについてはまた別の機会に話すことになるでしょう)。

人物のストックフォトを定期的に提出しはじめてから今年(2022年)で7年となりました。

4年前にiStock/Gettyに来てからは、いわばGetty的なリアリズムに基づくテーマの選択や撮影方法について、講習会や国内外で活躍するストックフォトグラファーを交えた合同撮影会等を通じて、数多くの学ぶ機会に恵まれたことは、撮影の幅を広げるとてもよい経験となりました。

中世ドイツのマイスター制度では、修行の年を経るごとに、徒弟→職人→マイスター(親方)と成長していきますが、現在は職人のレベルくらいにはなっているのではないかと自負しています。そしてさらに成長していくためには何が必要かということを考えています。

(スマホを通じて)国民総カメラマンとなっている時代なので、力のない写真はどんどん広告(ストック)写真として淘汰されていくことになるでしょう。サブスクリプション全盛の中で訴求力のあるストックフォトを撮り続けていくことは容易ではありませんが、とりあえず今年ももうすぐ終わります。来年は何が起こるか分かりません。常に0からのスタートを意識しています。


テキストのコピーはできません。
上部へスクロール